バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまう甲状腺の病気で、比較的若い女性の発症率が高いのが特徴です。
甲状腺ホルモンとは、代謝に大きく関係のある病気です。バセドウ病ではたいていの場合、代謝が活発になることにより疲れやすくなり、痩せてしまうと言われています。
一般的に痩せてしまうと言われている バセドウ病 ですが、 太る ことに悩んでいる方もいます。
バセドウ病によって太る原因と対策
バセドウ病によって太る?
バセドウ病は甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまうと言う病気です。甲状腺ホルモンは代謝に関係があるホルモンですので、必要以上に代謝されることによって疲れやすくなり、心拍数が上がりドキドキすると言った症状を引き起こします。
そのため、一般的にバセドウ病になると痩せてしまうと言われています。通常よりも体力を多く消費してしまうためです。
ですが、バセドウ病の治療のために用いる薬によって太ることはあります。バセドウ病によって太る場合は治療開始後が多いようです。
バセドウ病の治療中に太る
バセドウ病の治療中には体重が徐々に増えていくはずです。バセドウ病では体重が減ってしまっていることが多いようですが、治療中に体重が増えていくことは問題ではありません。
これは甲状腺ホルモンの必要以上の分泌を抑制することができているためです。ですから、治療中に体重が増えていくことは自然なことです。
しかし、BMIを大きく超えるような場合や急激に体重が増えてしまう場合は問題です。これは薬を服用することで異常代謝が抑えられることによるものであり、薬が効果的に働いているという良い結果と言えます。
治療中に過度な体重増加になる原因
バセドウ病の治療中に体重が増えることは、治療が順調に進んでいるという証拠です。ただしBMIの基準値を大きく超える場合や急激に体重が増加した場合では、健康的とは言えません。
バセドウ病の治療によって太ってしまう原因は薬の成分ではありません。バセドウ病では甲状腺ホルモンの過度な分泌により代謝異常が起こり、体がエネルギーを求めて食事量が増えてしまいます。
治療前は代謝異常により、食べても食べても太らずに痩せてしまうケースが多いようですが、治療を開始し代謝を正常な状態にしていくことにより、食べた分の体重が増えてしまうことになります。
そのため、治療前と同じような食生活を続けてしまうとカロリーオーバーとなり、脂肪となって蓄えられてしまうことになるのです。適切な食事量、適切なカロリーを意識しなければなりません。
バセドウ病の治療中の食事
バセドウ病の方は痩せているケースが多いため、治療後に体重が増えてしまうことを恐れ、薬の服用を独自の判断で中止してしまう方もいますが、これは非常に危険です。
バセドウ病は痩せやすい体質ではありません。甲状腺ホルモンの異常の病気です。治療を行わない場合、代謝のみならず体に大きな負担が掛かっているのです。
薬の服用の中止ではなく、食事を見直し体重管理を行いましょう。バセドウ病で太ることは、食事の改善によって緩和することができます。治療前と同様に食事をしていたのでは、カロリーオーバーになってしまうはずです。食事の量とカロリーを意識して制限してください。
人によっては治療前の半分程度の食事量が適切な食事量であることもあるため、辛いと感じるでしょう。一度に大きくセーブしてしまうと、食欲のコントロールはうまくいきません。
食事量とカロリーを意識しながら食事の回数を増やすのがバセドウ病で太る人にはおすすめの方法です。
1日に6回程度の食事を設け、食欲をコントロールしていきましょう。
まとめ
バセドウ病によって太る原因と対策
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