子供の病気というイメージの強いアトピー性皮膚炎ですが、昨今では大人になって再発したり、大人になってから発症したリする例が増加してきています。アトピー性皮膚炎では肌の保湿が重要だと言われています。
アトピー 性皮膚炎に効果的な 市販 の 保湿 剤をご紹介いたします。
大人のアトピー性皮膚炎に市販の保湿剤ならこちら
大人のアトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎では体のさまざまなところにかゆみを伴う湿疹ができるのが特徴です。
皮膚が乾燥状態になるもの・フケのようにカサカサになって落ちるもの・かさぶた状になるもの・赤く腫れるもの・ブツブツと盛り上がるものなどその皮膚症状はさまざまです。
思春期や成人以降のアトピー性皮膚炎の特色は、顔を含めて上半身に湿疹が出ることが多く、顔・首・背中など繰り返してかきむしってしまいやすい部分にできやすいと言います。
大人のアトピー性皮膚炎は多くの場合、アトピー素因というアレルギー体質をもっている方が発症します。アレルギー体質の方は免疫システムが過剰に働くために退治する必要のないものまで退治しようとするためにアレルギー反応が起こってしまいます。
アトピー素因をもっていない場合にも、皮膚のバリア機能の低下しやすい体質・ダニやハウスダストなどとの接触・汗や衣類の摩擦・過労・睡眠不足などさまざまな原因で大人になってから初めてアトピー性皮膚炎を発症するようなこともあります。
大人になって再発する場合も、大人になってから発症する場合もその原因は複雑に絡み合っているために特定することは困難です。
大人のアトピー性皮膚炎に保湿が必要な理由
アトピー肌の角質層にはセラミドと呼ばれる細胞間で水分と油分を保持するスポンジのような役割を果たしているものが少なくなっています。細胞間脂質の50%を占めるセラミドは肌の潤いのためになくてはならないものです。
セラミドが不足すると肌のバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると肌の内部に異物が侵入するようになってしまいます。肌の内部に異物が侵入するとヒトは免疫細胞から攻撃を始めます。この攻撃によって生じるのが皮膚炎です。
皮膚は赤くなり、かゆみも出ますので、どうしてもひっかいてしまい、アトピー性皮膚炎が悪化してしまいます。保湿が必要なのはこのように肌のバリア機能を低下させないためなのです。
アトピー性皮膚炎にお勧めの市販の保湿剤
「みんなの肌潤ろーしょん」(北の快適工房)
肌へのやさしさを求めてこんにゃくセラミドを使用した化粧水です。植物でもアレルゲンとなる場合がありますが、こんにゃくはアレルギーの方が少ないと言われています。
ヒアルロン酸の2倍の保湿力をもつリピジュアを配合しています。肌への刺激が少ないという口コミが多いのが特徴です。
「みんなの肌潤糖」(北の快適工房)
砂糖に特殊微粒子加工を施して、一粒ずつ植物オイルでコーティングして配合されています。砂糖には浸透力・給水力・保湿力があります。スクラブ状のものを水に溶かして使用します。着色料・合成香料・防腐剤などを使用していません。
「mamori保護美容液」(mamori)
医療用超精製ワセリンを高配合した製品です。保湿成分としてレシチン・微生物由来セラミド・整菌テフロースなどが加えられています。整菌テフロースは肌の常在菌のバランスを整えるので、肌を健康な状態に近い弱酸性に近づけます。
「セラミディアル(モイスチャーライジングセラム)」(ETOVOS)
ヒトの肌にあるセラミドと同じ構造のヒト型セラミド5種類を高濃度で配合しています。1gあたり6ℓの水分を保持することのできるヒアルロン酸と天然保湿因子のアミノ酸などの高保湿成分も配合されています。
保湿剤使用上の注意点
上述の保湿剤を使用した際に、非常に効果があった方と反対に症状が悪化した方があります。
それには主に2つの理由が考えられます。
ひとつは、配合されている植物成分などにもアレルギー反応を起こす体質の方があることです。何が含まれているのかよく読んでから、パッチテストをして、使用を開始する必要があります。
また、アトピー性皮膚炎の症状の悪くなっているときには低刺激で無添加の製品であっても肌にストレスを与えることがあると言うのが二つ目の理由です。
自分の肌にとって何がアレルゲンとなるのかをよく知って、自分にとって最適の保湿剤を選ぶことが大切になってきます。
炎症がひどくなっている場合には保湿についても皮膚科医に相談するようにしましょう。
まとめ
大人のアトピー性皮膚炎に市販の保湿剤ならこちら
大人のアトピー性皮膚炎とは
大人のアトピー性皮膚炎に保湿が必要な理由
アトピー性皮膚炎にお勧めの市販の保湿剤
保湿剤使用上の注意点