「あなたの足の臭い対策、間違っていませんか?(前編)」では、足の臭いの原因や対策についてお伝えいたしました。後編では、女性も更年期をむかえると今までの臭いとは異なる 足の臭い を発せるようになりますのでその 対策 方法をお伝えいたします。
あなたの足の臭い対策、間違っていませんか?(後編)
更年期は女性の方が足が臭いかも?!
足が臭いのは主に男性と思いがちですが、女性も更年期をむかえると今までの臭いとは異なる臭いが体から発せられるようになります。
ホルモンバランスの崩れから、更年期を迎えるころになると常に顔はほてり、暑くなくても大量の汗をかくといった多汗症という症状が多くの女性にあらわれます。足にも同じ症状が出るようになる女性も多数います。
特に足に集中して大量の汗をかく症状を足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)と呼びます。靴下は常に汗で湿った状態で靴底までが濡れる人もいます。靴を脱いで床に足をつけるとしっかりと湿った足跡が付くぐらいの量の汗を常に発汗しています。
足蹠多汗症の人でも汗の量はさまざまで、長時間靴と靴下を履きっぱなしの状態が続くと、まるで長風呂をしたかのように自身の汗で足の角質がふやけてしまうほどの人もいます。皮膚のふやけが起こるとより一層足の臭いはくさくなってしまいます。
足蹠多汗症の人は足の臭いの原因である汗を日頃から大量にかくことを考慮して、通常の人でさえも汗をかきやすい唐辛子やワサビ、からし成分が入った刺激物を摂取するはできる限り控えるなどの対策をとる必要があります。
足蹠多汗症の人の治療としては下半身の発汗神経である腰部交感神経に対して局所麻酔薬を注射することにより足裏の発汗を抑える腰部交感神経遮断術が取られます。
しかしこの方法は足裏以外の汗腺からの発汗が増えてしまうという問題や副作用があるため、施術前にしっかりと説明を受けましょう。
そのほかボトックス注射は汗を排出させる元となる神経伝達物質を抑える作用があり、注射をした付近からは汗が出ないようになります。
メスを使うような大きな手術ではなく短時間で終了することからこの方法を選択する人も多いようですが、効き目は永久的なものではないので定期的な施術が必要となります。多汗症の人はほかの人より汗をかきやすいため日頃から足の臭いに敏感でいる必要があるかもしれません。
まとめ
あなたの足の臭い対策、間違っていませんか?(後編)
更年期は女性の方が足が臭いかも?