「気になる足の臭い!!原因は汗??私の足は大丈夫?(前編)」では、足の臭いの原因についてご説明いたしました。後編では 足の臭い の 原因 となる高温多湿な環境や臭わない清潔な足にするための方法についてご説明いたします。
足の不快な臭いを発生させないためには、その元となる雑菌が繁殖しにくい環境をつくることが重要です。
気になる足の臭い!!原因は汗??私の足は大丈夫?(後編)
足のトラブルを招く高温多湿
汗を好む雑菌が繁殖した靴をはき続けているだけでも足の臭いの原因になります。しかし、それだけでなく足の裏は雑菌が繁殖しやすく、足のトラブルを招きやすい環境が整っているのです。
白癬菌の感染によっておこる足や爪の水虫は、高温多湿の環境下で繁殖しやすくなります。靴の中は、通気性が良くないため大量の汗をかいたあとは、高温多湿の環境になります。
さらに、足の裏の皮膚は硬く、新陳代謝により角質がはがれ落ちるまでに時間がかかります。そのため、足の裏にはふやけた角質や垢など雑菌や白癬菌の栄養源となるものが豊富にあります。
このように、足の裏は高温多湿、栄養源が豊富という雑菌や白癬菌が繁殖するための好条件がそろっているのです。
水虫を放置してしまうと、かゆみや水ぶくれ、皮がめくれるという症状があらわれますが、初期の症状は気付きにくく、ほとんどはこれらの症状があらわれてから気付く場合が多いです。
しかし、水虫は白癬菌による感染症です。さらにその感染力は非常に強く、浴室や脱衣所などの適度な高温多湿の場所では白癬菌ははがれ落ちた垢についたまま生きることができ、そこから他者に感染してしまう可能性があるのです。
臭わない清潔な足にする方法
足の不快な臭いを発生させないためには、その元となる雑菌が繁殖しにくい環境をつくることが重要です。
まずは、毎日はく靴の中を清潔にします。インソール部分が取外せるものであれば、洗って完全に乾いてから使用します。
取外せないものはアルコール成分の消毒薬を含んだウエットティッシュなどで丁寧に拭いて乾燥させます。これを定期的におこなうことにより、雑菌の繁殖を防ぎます。
次に、原因となる足のケアです。発汗そのものを防ぐスプレーなども発売されていますが、それだけではなかなか汗を防ぐことはできません。そのため、汗をかく前提の対策を取り入れることが大切です。
足は手と違って、何度も洗うということはなく基本的には入浴時しか洗うことはないと思います。しかし、それでは他の環境を変えても効果はありません。
足の臭いが気になる方は1日のうち、数回は足を洗うか汗とりシートなどを使って足の裏の汗を拭き取ると効果的です。
また、入浴時にはしっかり足の裏をふやかして、指の間のすみずみまで丁寧に汚れや垢を洗い落とすようにしましょう。
そして、靴下は汗を吸い取りやすい素材のものを選び、汗の量によって1日に数回はき替えると良いでしょう。
また、指の間は皮膚が重なっているため汗をかきやすくなります。そのため、5本指靴下をはくと汗が溜まることなく靴下に吸い取られるため、臭いの元を減らす効果があります。
しかし、パンプスとストッキングを常にはく必要のある女性は、なかなかストッキングをはき替えることができず、吸汗性も悪いため汗の対策をすることが難しくなります。
そのような場合は、パンプスを日替わりではき替えてその都度除菌したり、中のソール部分を汗を吸い取りやすいものにして定期的に除菌して乾燥させるという方法により、蒸れの不快感や臭いを防ぐことができるでしょう。
まとめ
気になる足の臭い!!原因は汗??私の足は大丈夫?(後編)
足のトラブルを招く高温多湿
臭わない清潔な足にする方法