多くの女性を悩ませる 足のむくみ には、さまざまな原因があります。病気によるむくみの場合は、慢性化し他の症状も伴います。
最近ではむくみ 解消 グッズ をよく目にするようになりました。一過性のむくみであれば、そのようなグッズを活用しむくみを解消することができます。しかし、むくみのメカニズムさえわかっていれば、自宅にあるものを活用することもできるのです。
足のむくみを解消する身近なグッズ(前編)
むくみは血液の流れに問題がある
私たちの身体の中では、心臓がポンプの役割をして全身へ血液を送り出しています。酸素を豊富に含んだ動脈血は身体中を巡りながら、各細胞に酸素を供給し、代わりに不要となった水分などを受け取り静脈血として再び心臓に戻っててきます。
静脈血の他にもリンパ液が同じように不要となった水分などを心臓に戻す役割をしています。しかし、血液やリンパ液の流れが悪くなると、不要な水分などを心臓に戻すことができず、細胞やその隙間に溜まってしまいます。
特に、心臓から離れている足の血液は、重力に逆らって心臓に戻る必要があるため、血液が滞りやすくなります。
このような状態が続くことにより、私たちは足が重くなったり靴がきつくなるというように、むくみとして感じるようになるのです。
血液循環を悪化させる要因
足には血液が重力に逆らいながら、心臓に戻れるような仕組みが備わっています。その仕組みをつくり出しているのが筋肉です。筋肉が働くことによって、私たちは身体を動かすことができます。
その筋肉が血管を心臓に向かって押し上げることにより、ポンプのような役割をして静脈血の流れを促します。そのため、筋肉が静脈血の流れを助けることを筋ポンプといいます。
しかし、女性はもともと男性に比べて全身の筋肉量が少なく、そこに運動不足も加わって、さらに筋肉量が少ない傾向があります。むくみが男性よりも女性に多く見られるのは、筋肉量が少ないことによる筋ポンプの働きが弱いためです。
座ったままであったり、立ち仕事などのために足を下ろしていることの多い方は、余計に足に水分が溜まり、むくみを感じやすくなります。また、女性は冷え性の方が多く、冷えが原因となって細い血管にまで十分な血液が行き渡らないこともむくみの原因になります。
その他、水分や塩分を摂りすぎたときには、細胞が水分を蓄えたり、血液量が増えることにより不要な水分を心臓に戻す能力が低下するため、むくみやすくなります。
まとめ
足のむくみを解消する身近なグッズ(前編)
むくみは血液の流れに問題がある
血液循環を悪化させる要因