仕事でほぼ一日中立ちっぱなしとかデスクワークが中心で座ることが多いという方は、靴が夕方になるときつくなっているということがありませんか。ひどい場合には、指で足を押すとその跡がついてしまうというほどパンパンになることもあります。
このような 足 の むくみ は、他の 病気 が原因となっている事があります。そのような点についてご説明します。
女性によくみられる足のむくみが起きる病気とは!
足のむくみとは
足のむくみは、浮腫と医学的には女性によくみられる症状です。では、なぜむくみは起きるのでしょうか。そのむくみのメカニズというのは、血液の循環と深く関係しています。
私たちの体内に流れる血液は、ポンプのような働きを心臓がしています。そしてその働きによって栄養分や水分などを動脈を通して細胞へ送るという役目を担っています。それと共に不要となった細胞内の水分が、リンパ管や静脈に戻ってくることで体内を再び循環するようになっています。
しかしリンパ管や静脈がスムーズに流れないような場合には、水分がきちんと戻らずに溜まってしまいむくみという状態になってしまいます。
むくみを起こす原因とは
むくみが起きる原因は、いくつかあるのですが一過性の場合と血管や腎臓、心臓、肝臓の障害などによる病気が原因となっている場合があります。次のような原因が考えられますが、何らかの重大な病気の危険サインであるという可能性もありますので気をつけてください。
運動不足による血行不良や冷え性
足の筋肉は、血液を収縮することで循環させるというポンプのような働きをしています。それが運動不足などによって足の筋肉が衰えてしまうとそのポンプ機能を果たせなくなり水分が足に溜まりやすくなってしまいます。
そして血液がさらに足先の毛細血管にまできちんと潤滑に流れなくなることで血行不良や冷え性を伴ったむくみが出てきます。
長時間にわたる起立状態
仕事などで長時間立っているような場合には、血液は重力によって足にどうしても溜まるようになります。そうなると静脈の圧が高くなるので水分が戻ってくるのを受け入れにくくなります。
仕事で立っていることが多い方の場合には、どうしてもこのような原因で足がむくみやすくなってしまうことが多くなります。
塩分や水分の摂り過ぎ
塩分や水分を採り過ぎることで、血液中に水分がどうしても増えてしまうことになります。余分な水分がそれによって留まりやすくなりのでむくむようになってしまいます。
むくみを起こす病気とは
腎臓や心臓の病気
何らかの原因で腎臓が弱っていると、余分な身体の中の水分が尿として排出できなくなってむくみに繋がることがあります。また心臓が弱っているために血液をきちんと送り出せないとむくむ原因となることもあります。
下肢静脈瘤
静脈にある静脈弁が、血液の逆流を防ぐ働きをしているのですがそれが壊れると血液が逆流して、足に血液が溜まってしまうという血管の病気になり足がむくむことがあります。さらにその症状が悪化すると血液が溜まりかゆみや湿疹の元になったり肌が黒ずんだりすることもあります。
肝臓の病気
血管内には、アルブミンという水分を保持する働きをする成分があります。この成分は、肝臓で作られますが肝臓に病気があるとこの成分がきちんと生成されません。
そのために血管の外に動脈の水分が出やすくなってしまい、逆に静脈では水分が血管に戻りにくいという状態になってしまいます。このようなことでむくみが起きます。
足のむくみは、上述したようにさまざまな原因が考えられるのですが、今までと変わらない生活をしていて、立ち仕事をしたわけでもないのに突然に足のむくみが起きたような場合や1週間以上慢性的なむくみが続くようなことがあるのであれば内科などの専門医に診てもらいましょう。
まとめ
女性によくみられる足のむくみが起きる病気とは!
足のむくみとは
むくみを起こす原因とは
むくみを起こす病気とは