「赤ニキビ痕を気にしない肌を手に入れる方法(前編)」では、ニキビができる原因についてご説明いたしました。後編では、 赤ニキビ跡 をつくらないための治療法やお肌のお手入れ法をご紹介いたします。
炎症をおこしている赤ニキビは、跡が残りやすいためケアの方法が重要となります。
赤ニキビ痕を気にしない肌を手に入れる方法(後編)
跡を残さない適切な治療法
炎症をおこしている赤ニキビは、跡が残りやすいためケアの方法が重要であり、皮膚に刺激を与えないよう、清潔を維持することが必要です。しかし、治りが悪かったり、炎症がひどい場合は外用薬や内服薬を使用する場合もあります。
ニキビが気になるときには、まず皮膚科を受診し必要な治療を受けます。治療法は薬を使ったものが一般的であり、外用薬では、炎症を抑える抗生剤やあまりにも炎症がひどいときには一時的にステロイド剤を処方されることがあります。
さらに、身体の内側からニキビの治療をおこなうために内服の抗生剤や身体の状態を整えニキビの治りを促すビタミン剤などが処方されることもあります。
もしも、これらの治療をしていても治りが悪い場合は、薬の使用方法に問題がある可能性があります。特に、外用薬をニキビに塗るときに、意識せずにただ塗っているということがあります。これでは、薬の効果が弱くなってしまいます。
まずは、ニキビに刺激を与えないよう、優しく洗顔した後、きれいに洗った指や綿棒などで薬を塗ります。このとき、抗生剤とステロイド剤など複数の薬を塗る場合は、油性の薬を最後に塗るようにします。
油性の薬は油分でバリアしてしまうため、その上から他の薬を塗り重ねてもはじいてしまうのです。このように、汚れを落としてからきれいな指や綿棒を使い、適切な順番で塗るようにします。
薬を使った治療法はニキビの跡を残さないためにとても有効な治療法です。しかし、薬によって一時的にアクネ菌の繁殖を抑えて炎症を鎮めているため、何度も繰り返し炎症をおこしてしまう可能性もあり、根本的な治療とはいえません。
ニキビ跡のない肌を内側からつくる
女性は月経周期に伴ってホルモンの変化がおこるため、どうしてもニキビができやすい体質です。炎症をおこさない程度のニキビが一時的にポツポツできる分には問題ありません。
しかし、ニキビが増えたり炎症をおこさずに、ニキビ跡のない肌を維持していくためには、薬による治療法だけでなく身体の内側から肌にとってよい状態に整えていくことが大切です。
ホルモンの乱れは、生活習慣を見直すことにより十分改善することができます。偏っていたり、ジャンクフードの多い食事を、毎日3食バランスのとれた食事に変えることにより身体の調子がよくなります。
そして、適度な運動と良質な睡眠を心掛けることにより、少しずつ身体のよい変化を感じられるようになります。また、身体の調子がよいとストレスに対する抵抗力も高まるなど、1つの変化が、また次のよい変化へとつながり次々と身体がよい状態へと整っていきます。
これがニキビのできにくい体質につながるのです。理想的な肌を維持していくための体質改善、そして皮膚の清潔を意識することにより、ニキビやニキビ跡に悩まされることも減ることでしょう。
まとめ
赤ニキビ痕を気にしない肌を手に入れる方法(後編)
跡を残さない適切な治療法
ニキビ跡のない肌を内側からつくる