子宮筋腫とは子宮の中の筋肉から発生する良性の腫瘍です。これは卵巣から分泌される女性ホルモンによって成長して大きくなりますが、閉経を迎えると子宮筋腫のほとんどは縮小するといわれています。
女性にとってとても重要な子宮の疾患ですが、 子宮筋腫 を専門とした 名医 は日本全国に多く存在します。
子宮筋腫に強い名医
子宮筋腫とは
子宮は普通鶏卵くらいの大きさで、平滑筋という筋肉によってできています。妊娠した場合はその中の子宮腔で胎児が発育して、出産の時期になると子宮の筋肉が収縮することによって、中の胎児が押し出されるようになっています。
この子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍が子宮筋腫であり、これは女性ホルモンによって次第に成長するので、閉経すると子宮筋腫のほとんどは縮小します。子宮筋腫は良性の腫瘍なので、それ自体が命の危険となることはありません。
しかしそのまま放置していると大きく成長してしまい、月経以外の出血や腰痛、頻尿、月経量の増加など様々な症状を引き起こすことがあります。
妊娠中の場合には胎児の成長と共に大きくなって流産の原因となったり、若い方の場合は妊娠しにくくなる可能性もありますので、注意が必要です。
子宮筋腫の治療法
子宮筋腫が小さい場合には発見しにくいこともありますが、普通は超音波で簡単に診断されます。大きな筋腫の場合には約0.5%が悪性の子宮肉腫であり、子宮肉腫と子宮筋腫の見分け方は困難だといわれています。
治療方法としては手術と薬がありますが、手術の場合には子宮全摘術と筋腫核出術があり、今後出産を希望する場合には筋腫核出術が行われます。この場合出血が多いのが難点で、小さな筋腫はそのまま放置することが多いとされています。
そのため数年後にはさらに大きく成長する可能性があります。最近は腹腔鏡で手術を行う病院も増加していますが、筋腫の場所によっては困難なこともあります。
薬の治療では閉経状態にさせる偽閉経療法が行われます。これは毎日の点鼻薬と注射薬がありますが、更年期障害の症状が起こるために半年間しか治療できません。これにより筋腫の大きさが小さくなりますが、治療を中止するとまた元の大きさに戻る可能性が高く、薬による完治は困難だと考えられています。
またピルの服用という方法もありますが、いつまで服用し続けるのかということが問題になります。
子宮筋腫の手術で有名な名医
子宮筋腫の名医として知られる医師は全国各地にいます。
東京大学医学部付属病院の大須賀穣(おおすがゆたか)医師は、子宮筋腫や子宮内膜症を専門として、不妊症治療も積極的に行っています。
岡山県の倉敷成人病センターの安藤正明医師は、日本産科婦人科内視鏡学会常務理事を務めており、現在まで18,000例以上の手術執刀経験があります。
大阪府の谷川記念病院の伊熊健一郎医師は、腹腔鏡による婦人科疾患のエキスパートであり、多くの経験と症例によって患者に応じた手術適応の判断が的確だといわれています。
さらに東京都の順天堂大学医学部付属順天堂医院の竹田省(たけださとる)医師は、内視鏡手術手技の高度専門技術を保持した医師チームを構成して、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症などの治療を行っています。
子宮筋腫なら
子宮筋腫の大きさや状態、年齢によって治療方法が変わってきます。腫瘍が小さくて特に症状がない場合には、経過観察を行って様子を見ることになります。しかし筋腫が大きかったり強い症状がある場合には、できるだけ早い薬物療法や手術療法を行う必要があるでしょう。
子宮筋腫は女性にとってとても重要な子宮の疾患であり、この治療の方法によっては体にも大きな影響を及ぼします。患者の年齢や妊娠を希望するかどうかなどによっても治療法は変わってきますので、状況をよくふまえた上で専門医とよく相談して治療法を決定することが大切です。
まとめ
子宮筋腫に強い名医
子宮筋腫とは
子宮筋腫の治療法
子宮筋腫の手術で有名な名医
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