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薬だけではないメニエール病の治療法

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menie-rubyou kusuri

めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4症状を主訴とする メニエール病 は、症状の対症療法と再発を防ぐために 薬 を使った薬物療法が行われます。しかし、発症の原因が明らかになっていないことから、完治することが難しい病気でもあります。

また、症状によってはメニエール病と診断することが難しい場合もあり、薬物療法だけでは症状を軽快できないこともあります。


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薬だけではないメニエール病の治療法


- 目次 -

  • 対症療法で用いる薬
  • 薬を使わないめまいリハビリ
  • 日常生活を妨げるめまい発作
  • 症状が重い場合の手術療法
  • 難病としての国の補助

対症療法で用いる薬

メニエール病には、残念ながら根本的に治す薬はありません。そのため、医療機関でメニエール病と診断されると、症状を軽減するための薬が処方されます。

病院では、めまいや吐き気を抑える薬、内耳のリンパの流れを良くするためのベタヒスチン(メリスロン)などの血行促進剤、神経の働きを良くするメコバラミン(メチコバール)などのビタミンB12製剤剤、リンパ水腫を改善するためのイソソルピド製剤(メニレットゼリー)などの利尿剤、炎症を抑えるためのステロイド剤、安定剤などを処方される場合が多いです。

これらの薬を症状に合わせて使用することにより、メニエール病をコントロールします。


薬を使わないめまいリハビリ

メニエール病による、めまいはリハビリを行うことで改善する可能性があります。メニエール病の診察ができる病院はたくさんありますが、可能であればめまいリハビリを行えるめまい外来がある病院を受診すると良いでしょう。

めまいはどちらか一方の内耳が障害されることにより、前庭神経の働きに左右差が生じるために、回転性めまいやその際の眼振などの症状が現れます。

しかし、私たちの体はどちらかの内耳機能が障害されたとき、健側の小脳が左右の前庭神経のバランスを維持しようとするメカニズムが備わっています。

このメカニズムは、視覚、前庭への刺激、深部への感覚刺激の3つがそれぞれ刺激されることによって代償されるといわれています。

そのため、視線を動かしたり、振り返りや頭を上下に動かしたりする首の運動などの平衡機能訓練を繰り返し行うことにより、症状を軽減することができると考えられています。

このように、めまいリハビリは平衡機能を養うことにより、前庭神経が異常な反応を起こして体が回転していると錯覚した状態になってしまっても、眼振が起こりにくくなり、前庭神経の左右差を補って改善させるため、薬を使うことなくめまい症状を軽減させる効果があります。


日常生活を妨げるめまい発作

主な治療は薬物療法で行われるメニエール病ですが、症状により身の回りのことや日常生活に支障が出てしまったり、めまいにより内服や食事も摂れない日が続くときは、入院をして症状の改善を図る場合があります。

入院中は栄養を補うための点滴に、吐き気やめまいを抑える薬を混合して投与しながら、安静に過ごすのみで、自宅で内服をしながら安静にしている状態とほとんど変わりません。

しかし、身の回りの介助や病院にいる安心感を得られるというメリットがあります。入院期間は症状によってさまざまですが、10日前後入院する場合が多いです。


症状が重い場合の手術療法

メニエール病は、初期から薬物療法を行い、症状をコントロールしていきます。一度治っても季節の変わり目やストレスなどにより再び症状が現れることがありますが、ほとんどの場合は症状を繰り返しながら、徐々に軽快していきます。

しかし、症状が重く頻回に繰り返す場合は日常生活へ大きな支障を与えてしまいます。さまざまな治療法を行っても改善が認められない場合は、外科的治療を行うこともあります。

現在よく行われている手術は、内リンパ嚢開放術と前庭神経切断術です。内リンパ嚢開放術は、内リンパ嚢に穴を開けて、中に溜まったリンパ液を取り出すことにより、症状を改善させます。

前庭神経切断術は内耳の前庭神経だけを切断することにより、脳へ誤った情報が伝わらないようにします。

この2つの手術は、聴力を温存させてめまい症状を改善する方法ですが、この手術でも改善が認められない場合は、内耳の機能自体を破壊してしまい、それによって症状を出ないようにする方法もあります。

しかし、聴力を司る器官の機能も失われるため、症状が重症化し、既に聴力がほとんど失われてしまっているような場合に選択されることがありますが、一般的ではありません。

それ以外にも顔面神経麻痺を起こすなど他の症状を招く恐れが大きいことからも、外科的治療の選択は慎重に行なう必要があります。


難病としての国の補助

メニエール病は原因が不明であり、国の特定疾患に指定されている難病です。しかし、医療費助成の対象とはなっておらず、個人の負担割合 での医療費がかかります。

しかし、完治することなく再発を繰り返して、長く付き合う必要のある疾患であるため、自治体によっては補助金の支給を行っている所もあります。

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まとめ

薬だけではないメニエール病の治療法
対症療法で用いる薬
薬を使わないめまいリハビリ
日常生活を妨げるめまい発作
症状が重い場合の手術療法
難病としての国の補助

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