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疥癬はヒゼンダニが寄生する恐ろしい皮膚疾患(後編)

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kaisen

「疥癬はヒゼンダニが寄生する恐ろしい皮膚疾患(前編)」では、疥癬の種類について説明いたしました。後編では、 疥癬 の原因となるヒゼンダニを死滅させる治療方法や感染を広げないための対策についてご説明いたします。

家族に疥癬を発症した方がいる場合は、症状がなくても感染を拡大させないために医療機関を受診しましょう。


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疥癬はヒゼンダニが寄生する恐ろしい皮膚疾患(後編)


- 目次 -

  • ヒゼンダニを死滅させる治療法
  • 感染を広げないために経路を断つ

ヒゼンダニを死滅させる治療法

通常疥癬の場合は、感染している本人の免疫力が正常であり、ヒゼンダニの数も角化型疥癬に比べると少ないため感染力は弱くなります。しかし、感染させてしまった相手の免疫力が低下していると角化型疥癬を発症させてしまうため、どのような場合でも適切な治療をおこなう必要があります。

基本的には、感染者を隔離して経口駆虫薬のイベルメクチンを、間隔を空けて空腹時に2回服用することによりヒゼンダニを死滅させます。

さらに、疥癬に効果のあるフェノトリンローション、イオウ剤、クロタミトンクリーム、安息香酸ベンジルなどの外用薬を並行して使用することにより治療効果を促進させます。外用薬は、症状のない部位も含め全身に隙間なく塗布する必要があります。

通常疥癬では、皮膚が直接触れることを防ぐことにより自宅での治療も可能ですが、角化型疥癬の場合、感染力が強く同じ寝具やタオルを使用したり、感染者のケアをする際にも感染する危険があるため入院治療を要する場合もあります。

また、通常疥癬であることに気づかないまま、他の皮膚疾患と間違ってかゆみのある部位にステロイド外用薬を使用してしまうと、通常疥癬から角化型疥癬へ移行してしまう危険もあります。

そのため、かゆみの原因がわからない場合は、その原因が明らかになるまでむやみに薬を使用しないようにしましょう。


感染を広げないために経路を断つ

ヒゼンダニは人の皮膚が生きていくために適した環境であるため、人の皮膚から離れると長く生きることができないといわれています。また50℃以上の高温や乾燥に弱いこともわかっています。

しかし、1日以内であれば感染者の使用した寝具やタオルなどから感染する危険性があります。そのため、感染者が使用するものは全て専用のものにし、使用後は50℃以上のお湯に10分以上浸して全てのダニを殺す必要があります。

また、外用薬の塗布などのケアや寝具などを洗う際には皮膚が外に出ないよう、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し感染予防を徹底しておこなうことが大切です。

また、清潔を維持するため入浴はできるだけ毎日おこない、ヒゼンダニが寄生している厚くなった角質をしっかりと擦り落とすようにします。

疥癬は潜伏期間が長く、感染していることに気づかないうちに感染を広げてしまっている危険もあります。角化型疥癬の方から感染した場合は、一度に多くのヒゼンダニが寄生するため、4~5日と潜伏期間が短くなることもあります。

そのため、家族に疥癬を発症した方がいる場合は、症状がなくても感染を拡大させないために早めの受診をおすすめします。

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まとめ

疥癬はヒゼンダニが寄生する恐ろしい皮膚疾患(後編)
ヒゼンダニを死滅させる治療法
感染を広げないために経路を断つ

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