おそらく、胃痛はほとんどの人が経験したことがあるのではないかと思います。胃痛といってもその原因はさまざまですが、胃痛になってしまったときにはどのように対処すればいいのでしょうか?
胃痛 の 治し方 について、まとめました。
多くの人が経験している胃痛!その治し方とは?
胃痛を治す食べ物と食べ方
まずは胃に負担のかからない食べ物を選ぶことが大事になります。そうすると、消化の良いもの、やわらかいもの、そして、極端に熱いものや冷たいものでないもの、ということになります。
食べ方についても、早食いなどは胃に負担をかけることになってしまいますので、やめましょう。よく噛まずに食べることも、胃で充分消化できない原因になってしまうため、注意が必要です。
具体的にどんな食べ物がいいのかというと、おかゆや柔らかく煮たうどん、野菜などです。他にはというと、タンパク質の多い大豆製品がおすすめです。
胃に負担をかけることが少なく、しかも栄養分は吸収しやすく、消化も早いといわれているからです。お豆腐や納豆、お味噌を使った料理などもいいと思います。きなこのような粉末になっているものもおすすめです。
良質のタンパク質ということで考えると、脂肪の少ない牛肉や豚肉のモモ肉やヒレ肉、鶏肉のささみなどもいいので、柔らかく煮込んでから食べるようにします。
胃痛を治す飲み物
食べ物と同じように、胃に負担のかからないものが理想的です。例えば牛乳です。牛乳には胃の粘膜を保護する働きがあり、しかも胃酸も抑えてくれるのです。牛乳を温めて、食間に飲むようにします。
野菜をよく煮込んで、スープを作るのもいいと思います。その他にはカフェインが含まれていないほうじ茶や乳製品の入った飲み物、白湯などです。
胃痛を治すツボ
まずは合谷(ゴウコク)というツボです。痛みに効果的なツボと言われていて、どんな痛みも和らげてくれる万能ツボです。場所は、手の甲の親指と人差し指の間にあるくぼみのところになります。
次に足三里(アシサンリ)。足三里は胃腸を元気にするツボと言われていて、体全体の調子も整えてくれます。膝の外側のお皿の下からちょうど指4本分下がったところで、くぼんでいるので、わかりやすいと思います。
内関(ナイカン)は消化器系の不調がある時に押すといいとされるツボになります。手首を内側に曲げた時に出来るしわがあります。その一番太いしわから肘に向かって指3本分のところにあります。
中関(チュウカン)も消化器全般に効果のあるツボとされていて、胃腸の働きを高め、消化不良や食あたりなどにも効果があります。場所はおへそとみぞおちのちょうど中間あたりになります。
胃痛を治す薬
胃痛とはいっても、さまざまな原因が考えられますので、その症状に合わせた薬を選ばなくてはなりません。大きく分けると、胃酸過多なのか、消化不良なのかということになります。
胃酸過多の場合は、胃酸を抑えて胃の粘膜の損傷を防ぐことが必要になりますので、粘膜の修復剤や胃酸分泌抑制剤、胃酸を中和するための制酸剤や胃痙攣を抑える鎮痛鎮痙剤などがいいとされています。
消化不良の場合は、胃腸薬を服用することが一般的ですが、下痢をともなっている場合は、腸内のバランスを整えてくれる乳酸菌などが含まれている薬が効果的と言われています。
総合胃腸薬は胃痛や胃酸過多、消化不良など、いろいろな症状に効果があります。
胃痛にならないための予防法
生活面ではストレスをなるべくためないようにすることが大事です。不規則な生活や睡眠不足に気をつけて、リラックスして過ごすことが胃痛防止にもつながります。
そしてよく言われているのが、寝る前2時間くらいは何も食べないようにすることです。寝ている時は胃腸も眠っている状態になっているため、胃腸の動きは鈍くなっています。そのため食べ物が消化しきれずに腸へ送られるので、栄養が充分吸収できないことがあるのです。
まとめ
多くの人が経験している胃痛!その治し方とは?
胃痛を治す食べ物と食べ方
胃痛を治す飲み物
胃痛を治すツボ
胃痛を治す薬
胃痛にならないための予防法