胃痛 とともに 下痢 の症状に襲われると、なかなかトイレから出ることができず大変なことになります。近年は胃痛と同時に下痢になるという症状が、女性に多くみられるようになったそうです。
その原因はどこにあるのでしょうか。対処法とともに調べてみました。
胃痛と下痢が同時にやってきた!原因と対処法は?
胃痛と下痢が同時に起こる原因は?
それまでは元気にしていたのに、突然の発熱・嘔吐・腹痛・胃痛・下痢といった症状があらわれることがあります。そのような場合には、急性胃腸炎にかかってしまったということが考えられます。
急性胃腸炎とは、名前のとおり胃腸が炎症を起こしている状態のことを言います。胃腸炎の原因にはストレスや細菌・ウイルスが考えられます。細菌やウイルスが原因となって起こる胃腸炎の方が症状は重くなりやすいと言われています。
よくニュースなどでも耳にするO-157やサルモネラ菌が原因になりやすいのが春から夏、ノロウイルスやロタウイルスが原因になりやすいのが秋から冬の時期です。
急性胃腸炎になったら、どうすればいい?
胃痛と下痢の症状が同時にあらわれた場合には、すみやかに病院で診察をしてもらいましょう。
医師によって胃腸炎の原因を診断してもらうことができ、原因に応じた正しい治療を受けることができます。医師から処方された薬を服用する以外にも、自分で行うことができる対処法もありますので紹介しましょう。
絶食
炎症を起こしている状態の胃に食べ物を入れてしまうと、消化しきれずに再び嘔吐したり下痢が治まらなかったりしてしまいます。胃や腸を休ませるためにも半日から1日程度「何も食べずにいる」というのがオススメです。
胃に何か入れた方が胃痛が治まるという場合には、胃酸過多・十二指腸潰瘍が原因の場合が考えられますので、医師に症状を詳しく伝えるようにしましょう。
胃痛の症状が回復してきたら梅干を入れたおかゆや、やわらかめに煮たうどんなどを少量から食べるようにします。味の濃いもの・強いものは胃に負担がかかってしまいますので薄い味付けにするのがポイントです。
水分補給
嘔吐や下痢が続くと、体の中の水分が不足してしまい脱水症状になってしまいます。
食べ物は食べないでいても水分の補給は忘れないようにしましょう。白湯や経口補水液を一口ずつ、30分から1時間に1度という頻度で口にするようにします。水分を摂っても嘔吐してしまう場合には、嘔吐が治まるまで水分補給もしないようにしましょう。
安静にする
しっかりと睡眠をとり、体を休めるようにしましょう。ストレスによる胃腸炎の場合は、ストレスの原因になるものから離れることで回復しやすくなります。
家族や周りの人への2次感染を防ぐためには?
ウイルスが原因で急性胃腸炎になった場合には、家族や職場・学校など周りの人に感染する危険性も高くなります。
部屋のドアノブ・トイレットペーパーのホルダーなどでもウイルスが付着してしまうと感染してしまいますので、急性胃腸炎の患者が1人でも出た場合には家族や職場・学校での手洗いを徹底する必要があります。
また、急性胃腸炎を発症した人が触ってしまったドアノブなども消毒をするようにしましょう。次亜塩素酸ナトリウムを4~6%含んだ塩素系漂白剤10mlを水1リットルに溶かしたもので雑巾をしぼって2度拭きをします。消毒をする際にはマスク・エプロン・使い捨て手袋を着用するようにしましょう。
急性胃腸炎を治すためにやってはいけないこと
急性胃腸炎で、嘔吐・下痢の症状がある間は体の中からウイルス・細菌を体が排出しようとしています。そのため、下痢止めを服用すると体内のウイルス・細菌が出せない状態となり治りが遅くなってしまいます。
下痢が続くとつらいと感じますが、体からウイルス・細菌が出ている証拠、と思って我慢するようにしましょう。
まとめ
胃痛と下痢が同時にやってきた!原因と対処法は?
胃痛と下痢が同時に起こる原因は?
急性胃腸炎になったら、どうすればいい?
家族や周りの人への2次感染を防ぐためには?
急性胃腸炎を治すためにやってはいけないこと