肌が荒れてしまったから、すぐに 皮膚科 に行って薬を貰えばいい、という状況が癖になってしまっている方が時々みかけられます。
それは日常生活の中に、 肌荒れ を起こす要因が隠れています。薬をもらってもまたすぐに荒れてしまうことを繰り返し、薬に依存している証拠です。
肌荒れで皮膚科に行く前に、あなたの毎日をチェック!
皮膚の肌が荒れる構造
人間の皮膚の構造は、大きく分けると3つにわかれています。表皮・真皮・皮下組織と名前がついています。
表皮の一番下の層から、新しく細胞が再生されて、最後には垢として皮膚が剥がれ落ちていきます。これをターンオーバーと言います。健康な人であれば、だいたい28日間で肌が再生されて、綺麗になります。
たとえば乾燥肌で荒れている人は、ターンオーバーの日にちが短くなっています。
表面がカサカサなので肌が再生を急ぎ過ぎて、未熟な皮膚細胞しか作り出せずに、ガードが弱くなり、深部まで黴菌が入り込むことができるようになり、ますます肌荒れがひどくなります。
逆に、これが脂性の人だと表皮表面に油がたまり、毛穴などを詰まらせてしまいます。するとそこが不衛生になり、汚れがたまって、ニキビなどの吹き出物に繋がるのです。
肌荒れの要因とは
一般的には言われているのが汚れです。肌の汚い人に清潔感を感じる人は、あまりいないようです。実際に日常生活の中で洗顔を適当に行っていたり、食べた物が口についているのに、きちんと拭かないと、その部分にニキビが増え、肌が荒れます。
他にも食生活も大きく関わってきます。チョコレートやナッツ類などが大好きな人は、少量で脂肪分がとても多い食材なので、肌荒れやニキビになりやすくなります。
普段少量食べるのには、何の問題もないのですが、大好きで毎日大量に食べている場合には要注意です。
逆に気を付けすぎている場合もあります。たとえばスキンケアです。高額だから良いと信じ込んで使い続けているスキンケア商品などが、あなたの肌に合っているかどうかは別問題です。
清潔を心がけているからといって、毎日数時間置きに顔を洗ったり、手を洗ったりしていると、自分の顔や手の脂分すら洗ってしまい、菌をガードすることもできなくなり、肌荒れに繋がります。
なにごとも、過ぎたるは及ばざるが如しです。
日常生活以外での肌荒れは要注意!
肌荒れの要因はほとんどが、日常生活の中に潜む要因から起こることが多いのですが、悪い菌がついて起こる場合もあります。
たとえば、とびひ別名伝染性膿痂疹と呼ばれる皮膚病などがあります。子どもがいる家庭では特に要注意です。この皮膚病は火傷のような水イボができて、すごく痒くなります。
そして掻いてしまうと、当然水が出てきます。水イボが壊れて出た水に触れた手で、別の場所を掻くとその場所にまたうつっていく、とても厄介な皮膚病です。
伝染性膿痂疹はひどくなると、塗り薬だけでは治りません。
他にも有名な病名としては、帯状疱疹などがあります。
これらの肌荒れは、病院に行かないと絶対に治らないので、すぐに皮膚科に行くことをおすすめします。
内臓疾患の恐れも念頭に!
肌荒れは、体からの警告信号です。どのように毎日元気に過ごしていても、何かしらストレスをためているか、体のどこかに変調があることを教えてくれます。
日常生活を見直して、肌荒れが治れば良いのですが、もしもそれで治らなかった場合はもっと大きな要因が体内に隠れている可能性が強い場合があります。
内臓の機能が低下しているために肌荒れが起きて、どのように生活習慣を改善しても治らない場合は、1度内科などで肝臓や胃、腸などの検査を行うことをお勧めします。
まとめ
肌荒れで皮膚科に行く前に、あなたの毎日をチェック!
皮膚の肌が荒れる構造
肌荒れの要因とは
日常生活以外での肌荒れは要注意!
内臓疾患の恐れも念頭に!