ひどい便秘や胃のバリウム検査などの時には、下剤を服用した経験があると思います。そのような時にいつになったら下剤の効果が出るのだろうと不安に感じたのではないでしょうか。
では 下剤 が効きはじめるのにはどれくらいの 時間 がかかるのかなどについてご説明します。
下剤が効きはじめるまでの時間とは
下剤が効き始めるのは
下剤は、服用してもすぐに効果が現れるものではありません。一般的には、下剤の大体の製品は、効果が服用してから現れるまでに8時間くらいかかるようです。
しかし個人差が効き始めるまでにはあり1時間から2時間程度で効果が出る方と12時間以上経っても効果を感じられないという方もいます。
また下剤の種類によっても服用してからどれくらいの時間で効果が出るのかという点では変わります。下剤の種類によっても服用から早いものだと1時間後ぐらいに効果が出るものもありますし、おそい場合には3日後という場合もあります。
下剤の効き方にはさまざまな点で差が
下剤の効果が出る時間には、個人差もあるのですが個人のなかでも差が起こります。
例えば、飲む下剤の種類やその時の体調や生活、食生活や精神状態なども影響することがあります。また下剤を飲んだからこの時間までには、効果が出るだろうと思い込むことも大切なようです。しかし逆に意識しすぎると緊張してかえって効かなくなるということもありますので難しいものです。
下剤の種類による時間とは
刺激性下剤の場合には、下剤の効果としては飲んで即効で効きます。それは、大腸に運ばれると刺激性下剤は腸をすぐに刺激して便意を引き起こす作用があるからです。
配合されているセンナやビサコジルなどの成分で腸の運動が活発になります。服用からおよそ2時間から3時間後には効果がでてきます。特に腸の動きが鈍くなっている弛緩性便秘の方には、刺激性下剤が効果的です。
マグネシウム系の下剤の場合は、就寝前に服用すれば朝起きた時には排便できるようになり朝型の排便リズムが作り出されます。腸内に酸化マグネシウムが水分を集めて便を柔らかくしてくれることで排便が促されます。そして腸管にこびりついている宿便も落とす効果があります。
その効果としては、服用してからおよそ8時間から10時間後に効果が出ます。
膨張性下剤は、食物繊維を配合したものです。特に特殊な水溶性食物繊維のプランタゴオバタなどが配合されているものは、腸内で膨らみますので詰まった便を押し出します。そして腸の動き自体も活発にさせることができます。
一般的な食べ物と同様に腸に消化されて運ばれ効いてきます。効き目の時間としては48時後から72時間ほどかかります。
便がコロコロして小さい場合には、食物繊維が不足しています。このような方は膨張性下剤を使用すると効果が得られやすいと言われています。
そして整腸型の便秘薬は、腸内環境を整えるもので下剤の中でも最も効果があらわれるのに時間がかかるものです。便秘薬を服用してから、およそ3日から1週間ほど効果が表れるのにかかってしまいます。
また乳酸菌によって腸内環境を整える働きがあるのでこの便秘薬を使用すると頑固な便秘の解消が可能となります。
下剤の使用での注意点とは
個々によって下剤の効果の現れ方には違いがありますし、なかなか期待するような効き目があらわれないということもあります。
特に生活習慣が乱れていると下剤の時間のコントロール自体も難しくなります。そして効き目には、個人差がありますので他の人と比較し不安になることも多いと思います。
また刺激性下剤では、刺激が強すぎて腹痛などの副作用が起こるという可能性も高いものですので注意が必要です。薬を使用しすぎると下剤依存症になってしまうということもありますのでどうしても出したい時にだけ使用するようにしてください。
まとめ
下剤が効きはじめるまでの時間とは
下剤が効き始めるのは
下剤の効き方にはさまざまな点で差が
下剤の種類による時間とは
下剤の使用での注意点とは