現在、子宮がんや乳がんの発症は若年化の傾向にあります。また、不妊症に悩む女性も増えています。これらは女性の輝かしい人生を脅かすものですが、どこか他人事、婦人科の敷居が高く感じるという理由から婦人科検診の受診率は低い状況です。
自分の明るい未来のためにも 婦人科検診 を受けましょう。
早い時期から婦人科検診を受け輝く人生を
婦人科検診とは
婦人科検診とは子宮や卵巣、乳房といった女性特有の臓器の検査を行うことをいいます。主にがん検診を指すことが多いですが、ブライダルチェックも婦人科検診の1つに含まれます。
ブライダルチェックでは子宮がんや乳がんなどのチェックに加え、子宮の状態のチェック、感染症や貧血などのチェックにより将来子供を授かる際に障害となる疾患を早期に発見し、早期治療を行うことを目的としています。
婦人科検診では問診、視診に加え触診、内診があります。婦人科検診の受診率が低い原因として『内診が嫌い』という理由で婦人科に行かない人が多いことにあるようです。
現在では子宮頸癌や乳癌の検診に対しては自治体や保険組合によって助成を受けられる場合が増えてきています。
婦人科検診の重要性
日本人女性の婦人科検診受診率は、助成が受けられる場合が多くなった現在も世界的に低い状況が続いています。しかし、子宮頸がんと乳がんは検診によって早期発見できた場合、命を救うことができると証明された数少ないがんです。
また、現在は不妊症に悩む夫婦が多くなってきています。「生理は問題なく正常にきており、身体も元気だから問題ない」と思っていても実際、妊娠を望んだところなかなか授かれないということがあります。
将来、可愛い赤ちゃんを授かりたいと考えるのであればブライダルチェックを受けておくことをお勧めします。ブライダルチェックは結婚が決まった女性が結婚前に受けることが多いですが、結婚が決まっていない女性や、既に結婚している女性も受けることができます。
確かに内診は嫌なことかもしれませんがそれでもたった数分のことです。その数分我慢するだけで、自分の命を助けられると考えてはどうでしょうか。
検診にかかる費用
婦人科検診は基本的に保険適用とはならず、全額自己負担となります。自治体や保険組合によっては助成を受けられる項目が定められている場合があるので、ご自身が助成の対象となるか一度確認してみるといいでしょう。
婦人科検診の費用は実施する病院によって異なるため、次に示す費用はおおよその目安となります。
- 子宮頸がん:4,000~10,000円
- 子宮体がん:13,000~15,000円
- 乳がん(マンモグラフィー):4,000~8,000円
- 乳がん(超音波検査):3,000~6,000円
- ブライダルチェック:20,000~40,000円
検診を受ける際の注意事項
婦人科検診を受ける時期は生理前が最も良い時期となります。子宮や卵巣、乳房といった臓器の検査であるため生理中や胸が張りやすい生理前を避けて受けましょう。
生理周期が正常である場合は生理が終わる頃を計算して検診の予約を入れましょう。もし、予定がずれそうなときは早めに病院に連絡を、予約の変更を行いましょう。
検診を受ける際の服装ですが、病院によって指定される場合もあるかもしれませんが、基本的にはこれといって決まった服装はありません。
しかし、診察をスムーズに受けることができ、更に露出を最低限に抑えたいと考えるのであれば、上下分かれた服装で、下はフレアスカートがおすすめです。タイツやストッキングは着脱に手間がかかるので避けた方が無難です。
問診では、包み隠さず正確に答えるようにします。また、少しでも体のことで気になることや不安等があれば納得するまで遠慮せずに質問しましょう。
事前に聞きたいことをまとめておくと、帰宅後に聞き忘れたとモヤモヤせずにすみます。せっかく検診を受けるのであればこの機会を活かしましょう。
明るい人生を送るために
今を生きる女性は、仕事に人生をかけている人、仕事と家庭を両立している人、家庭に入り家族を支える人、など生き方はさまざまです。しかし、どのような女性も自分の身体が健康が最も重要です。
数分の内診を避けて後悔するよりも、若いうちから婦人科検診を受け、いつまでも輝いた人生を送りましょう。
まとめ
早い時期から婦人科検診を受け輝く人生を
婦人科検診とは
婦人科検診の重要性
検診にかかる費用
検診を受ける際の注意事項