「見逃さないで!この初期症状はもしかしてバセドウ病?!(前編)」では、バセトウ病の症状についてご説明いたしました。後編では、バセトウ病と妊娠・出産の関係について、また子供に遺伝するのかご説明致します。
バセドウ病 の 初期 症状 として多汗や動悸、倦怠感、イライラなど、更年期障害の症状と非常に間違えやすくので注意が必要です。
見逃さないで!この初期症状はもしかしてバセドウ病?!(後編)
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女性の方がなりやすい?!
罹患者数を男女比でみると、女性が4倍となっています。また罹患者を年齢別にみた場合、20歳代から30歳代という比較的若い年代の人の発症率が高くなっています。
バセドウ病の初期症状として多汗や動悸、倦怠感、イライラなど、更年期障害の症状と非常に間違えやすく、時間の経過とともに症状が和らいでくるものと自己判断して放置してしまう危険性もあります。
バセドウ病発症の最も多い年齢層が若いからと言って安心せず、更年期障害の発症する50歳前後であってもバセドウ病の発症の可能性は十分あるものとして注意しましょう。
また男女比で女性の発症率が高いとされているバセドウ病だけに、妊娠や出産に問題が生じるのかどうかという点は非常に心配になります。基本的にはバセドウ病であった場合でも正しい知識をもって治療をおこなえば妊娠、出産も問題ありません。
しかしバセドウ病の甲状腺異常により流産のリスクが高まる心配も考慮して、適切な治療と妊活を進行させるためにも、妊娠や出産を希望している人は事前に医師に相談することをお勧めします。
バセドウ病は遺伝する?
バセドウ病の発症原因は未だはっきりとは解明されていません。しかし体質が大きく関係しているのではないかと言われています。何らかのアレルギーを持っている人や親がバセドウ病発症者であった場合などの遺伝的問題も関係していると言われています。
必ずしも親と同様に子どもがバセドウ病になるということではありません。しかし親の遺伝子が受け継がれることは確かで、バセドウ病未発症の親を持った場合と比較すると発症経験のある親の子供はなりやすい体質を持っている可能性は高いようです。
そういった体質の人が環境、人間関係などさまざまな理由から大きなストレスを抱えることが発症の大きな要因となってしまう場合があるのです。だからといって発症を恐れて過剰に神経質になりすぎることは逆にストレスをためてしまい、ストレスはバセドウ病発症の大きな原因につながってしまうことになりますので注意しましょう。
また喫煙も大きな原因の一つと考えられているため注意が必要です。発症原因がはっきりと解明されていないだけに非常に注意しづらい疾患ではありますが、現時点で報告されている初期症状がいくつかみられる場合は早めに医師に相談しましょう。
まとめ
見逃さないで!この初期症状はもしかしてバセドウ病?!(後編)
女性の方がなりやすい?!
バセドウ病は遺伝する?