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血液検査で診るバセドウ病

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バセドウ病 は内服で甲状腺ホルモンの分泌をコントロールでき、それによって特に不自由することなく日常生活が送れるようになります。甲状腺ホルモンをある程度一定に保ち、経過をみるために長期間通院する必要があります。その際、状態を把握するために行うのが 血液検査 です。


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血液検査で診るバセドウ病


- 目次 -

  • バセドウ病の診療科と確定診断
  • 受診のタイミングと定期検診
  • 血液検査の項目
  • 病院によって違う、毎回検査をする場合の医療費

バセドウ病の診療科と確定診断

バセドウ病が疑われる場合、一般的には内科、内分泌科を受診します。病院によっては甲状腺専門の特殊外来がある場合もあります。典型的な例では症状のみでもバセドウ病と診断される場合がありますがより確実にするためには、血液検査で判断します。

甲状腺ホルモンT4、T3のいずれかまたは両方が高値

TSHによって調節されるはずのT4、T3が、TSHレセプター抗体の働きによって過剰に分泌されます。

甲状腺刺激ホルモンTSHが低値

TSHが甲状腺を刺激しなくても甲状腺ホルモンが分泌されているので、脳からの指令であるTSHが減少します。

抗TSH受容体抗体TRAb、またはTBII、刺激抗体TSAbが陽性

甲状腺を刺激する特殊なTSHレセプター抗体で甲状腺刺激ホルモンの代わりに甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを過剰に分泌させます。

アイソトープ検査

血液検査では確定診断ができなかった場合に行われます。甲状腺が甲状腺ホルモンつくる際に使用するラジオアイソトープというガンマ線を放出する薬を内服や静脈注射で体内に入れます。

専用のガンマカメラで撮影して甲状腺に多く集まっていればたくさんの甲状腺ホルモンが作られたことがわかり診断できます。

これらの検査所見と症状をもとに診断されます。


受診のタイミングと定期検診

バセドウ病は甲状腺ホルモンの値を基準値内で保っていく必要があるため、定期的に血液検査で確認する必要があります。治療を始めた頃は、甲状腺ホルモンの値から薬の効き具合を確認して薬を調節して行きます。

そのため、ほとんどの場合は2週間~1ヶ月に1回の受診と血液検査を行います。徐々に数値が安定して、薬の適正量が定まってくると2~3ヶ月、半年というように間隔が空いていきます。

しかし、検診までの間にもしかして?と思うような症状を感じたときは、薬で安定していた甲状腺ホルモンのバランスが崩れている可能性があります。症状が強くなる前に早めに受診し、甲状腺ホルモンの値を調べ、薬の量を調節するなどの対応をします。


血液検査の項目

診断基準となる血液検査項目はバセドウ病を疑って検査するもので、会社などの健康診断ではあまり調べることがない項目です。しかし、健康診断の血液検査からバセドウ病を疑うことができる項目もあります。それはコレステロールとALP値、血糖値です。

コレステロール値

食べ過ぎや運動不足では高値になりますが、新陳代謝が活発になると常に運動している状態と同じになります。コレステロールを消費してエネルギーとして使用されるため低値になります。

  • 総コレステロール(T-Cho) 基準値:150~219 mg/dL
  • HDL コレステロール値(HDL-C) 基準値:男 40~70 mg/dL、女 45~75 mg/dL
  • LDL コレステロール値(LDL-C) 基準値:0~139 mg/dL

ALP値

主に肝機能を調べるときの項目ですが、ALPには種類があり骨をつくる骨芽細胞に由来するALPがあります。そのため、ALPが高値になると骨の代謝が亢進していることが分かり、新陳代謝の亢進が疑われます。


病院によって違う、毎回検査をする場合の医療費

定期的に受診が必要となると、気になるのは医療費です。同じ内容の治療、処置を受けても通院する病院の規模で医療費が異なります。

受診した際に支払う費用の内訳は初診料または再診料、月に1回だけ継続管理加算、薬剤情報提供料など様々な加算があり、そこに診察料、処置費用投薬料、検査費用などが加わります。

再診料や継続管理加算は病床数で点数(1点10円)が決まり、開業医よりも総合病院の方が点数が低くなります。

そのため総合病院の方が比較的医療費が安くなります。しかし、総合病院は入院や手術が必要な患者さんに対応しており、基本的にはかかりつけ医である開業医から紹介状をもらって受診することになります。

もし、紹介状を持たずに受診した場合は待ち時間が長くなるほか、さらに2~5千円程度の初診料が必要になります。

風邪などで受診して薬をもらうときは、だいたい1~2千円程度だと思います。しかし、血液検査があるとその分費用は高くなります。通院する病院にもよりますが、診察をして血液検査をした場合、3割負担ではだいたい2~4千円程度になります。

そこに次回の受診日までの薬の料金が加わることになると、受診回数が多ければ多いほど負担になります。

症状が悪化して薬のコントロールや血液検査が頻繁に必要になると、その分負担も大きくなります。症状を感じたら早めに受診して早期にコントロールを見直すことで、甲状腺ホルモンの値が安定し症状が落着くのも早く医療費の負担も最小限に抑えることができます。

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まとめ

血液検査で診るバセドウ病
バセドウ病の診療科と確定診断
受診のタイミングと定期検診
血液検査の項目
病院によって違う、毎回検査をする場合の医療費

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