足裏にほくろがあるかチェックしたことがある人は少ないと思います。しかし、足裏のほくろは場合によってはとても危険な病気が隠れている場合がありますので、注意が必要です。
そこで、 足裏 にある ほくろ について、注意が必要なものと気になるほくろを見つけたときについて説明します。
心配な足裏にあるほくろ
足裏のほくろから考えられる怖い病気とは?
足裏に限らず、「急速に大きくなる」ほくろや「形がいびつ」なほくろは皮膚がんの可能性が高いです。一番心配なのはこれが悪性だった場合です。
日本人は皮膚がんになることが少ない人種だと言われていますが、それでも、約10000分の1の確率で悪性である悪性黒色腫(メラノーマ)である可能性があります。この病気の怖いところは進行が早いと言うことです。
特に悪性黒色腫(メラノーマ)は身体の末端(手のひらや足裏)にできやすいと言われています。放置していると素早い進行で手遅れになるといったことも考えられますので、発見したら早急に病院で診察を受けましょう。
定期的に足裏をチェックしてみましょう
足裏や手のひらは、他の場所と比べてほくろができる可能性は比較的に少ないです。それはメラニン色素がない部分と言えるからです。だからと言って絶対にできないわけではなく、子供の頃からあるという人も含めて少なくとも20人に1人はほくろがあると言います。
また、足裏のほくろは日頃から目につかない場所であるためとても気付きにくいです。しかし、前述のとおり危険な病気が隠れている場合がありますので定期的に確認して新たなほくろができていないか、また、次の項目を参考に大きさや形などをチェックしましょう。
- 子供の頃にはなかった場所にできた
- 直径がたばこの吸い口(6~7mm)以上である
- 短期間で大きくなった
- 皮膚とほくろの境い目がはっきりしない
- 表面がガサガサしている
- 形が一方だけに広がっていたりいびつな形をしている
足裏のほくろを見つけたら
足裏のほくろを見つけたら、不必要な刺激を与えることは避けましょう。足裏や手のひらは紫外線などの刺激はあまり受けませんが、足裏は歩行などで刺激を受けます。それが皮膚がんだった場合は歩行による刺激で進行が早くなる可能性があります。
刺激にはほかにも安易な除去をするようなことも含まれますので「針で刺す」「カミソリなどで削る」といった行為は絶対にしないようにしましょう。足裏にほくろを見つけたら、できるだけ刺激は与えず、まずは病院で診察を受けることが肝心です。
これは大丈夫?病院での診察はどんなもの?
足裏のほくろが示す怖い病気について説明してきましたが、必ずしも悪性ばかりではありません。実際に診察を受ける人のうち、悪性黒色腫である人は10人に1人程度という記述もあります。
子供のころからあるものや、大人になってからできたものでも、もちろん良性のほくろである可能性は充分あります。しかし、だからと言って放置していいものではありませんし、とても進行の早い皮膚がんである可能性もゼロではありません。
気になるほくろがあれば病院で診察を受けましょう。病院での診断は、一般的に切除して組織を検査するものが主流ですが、最近ではダーモスコピーといった機器があり、切除しなくても悪性か良性かの診断ができるようになっています。
ただし、この機器がない病院もあるので切除したくない方は前に調べてから診察を受けましょう。
ほくろ1個を切除して組織検査した場合の費用の目安は概ね10,000円前後ですが、ダーモスコピーでの診断で悪性と診断された場合はその後の除去費用も加算されますので、費用面も事前に確認しましょう。
まとめ
心配な足裏にあるほくろ
足裏のほくろから考えられる怖い病気とは?
定期的に足裏をチェックしてみましょう
足裏のほくろを見つけたら
これは大丈夫?病院での診察はどんなもの?