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子宮筋腫は手術によって入院期間が違う

maki

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shikyuukinsyu syujutsu nyuuinkikan

子宮筋腫 は良性腫瘍なので命に関わることはないですが、発症場所によって重い生理痛や出血量の増加を伴う月経困難症や不妊、流産の原因にもなるので手術が行われます。

それぞれの 手術 によって傷の大きさや 入院期間 が異なるため事前に医師とよく相談しましょう。


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子宮筋腫は手術によって入院期間が違う


- 目次 -

  • 子宮筋腫の手術をする意義
  • 子宮筋腫手術の対象は
  • 子宮筋腫の手術の種類
  • 内視鏡手術
  • 子宮鏡手術
  • 子宮動脈塞栓術
  • 子宮筋腫のそれぞれの手術と入院期間の違い

子宮筋腫の手術をする意義

子宮筋腫は子宮に発症する両性の腫瘍で、女性の4人に1人は発症するので珍しい病気ではありません。35歳以上の女性において、20~30%に認めます。

子宮は1番内側の子宮粘膜、筋肉からなる子宮筋層、1番外側の子宮漿膜(しょうまく)から成り立っており、それぞれの場所に発症した筋腫を粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫と呼びます。

子宮筋腫の中でも粘膜下腫瘍の場合は、生理痛の増強や出血量の増加を認めます。また、受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げるため不妊の原因になります。

筋層内筋腫は、小さいものでは影響はないこともありますが、大きいと胎児を圧迫してしまうこともあり早産や流産の原因になります。

漿膜下腫瘍は大きくならないと気付かないことが多いですが、大きくなると腹部膨満感を感じます。

全体の総数を考慮すると、手術の適応になるものは数%と言われており、閉経による女性ホルモンの減少により筋腫は閉経後に自然に小さくなります。

腫瘍の大きさや場所により手術方法は変わりますが、月経困難症や不妊に対する治療として手術は有効な方法です。最近の医療の進歩により、体に負担の少ない手術方法が開発され、治療の選択肢が増えています。


子宮筋腫手術の対象は

子宮筋腫により月経困難症(重い生理痛、貧血、腹痛、下痢など)の症状がある患者さんや不妊の原因が子宮筋腫と考えられる患者さんが対象になります。

5cm以上の筋腫は不妊の原因になると考えられ、10cm以上では子宮を変形させ受精卵の着床を妨げると言われています。妊娠を望んでから1~2年間妊娠しない場合は、子宮筋腫の検査を受けてみましょう。


子宮筋腫の手術の種類

子宮筋腫の手術は、子宮全摘術、筋腫核出術、子宮動脈塞栓術に分けられます。また、従来のメスを使用する開腹手術と内視鏡というカメラを使用する内視鏡手術があります。

内視鏡手術は、開腹手術に比べて傷が小さいため回復も早く、入院日数も短く済みます。しかし筋腫の場所や大きさが10cm上の場合には内視鏡手術が難しいことがあります。術前に薬物治療を行い、子宮筋腫を小さくしてから内視鏡手術にすることもあります。

また、筋腫核出術は筋腫のみを切除するため子宮を温存できるので妊娠や出産が可能ですが、子宮全摘術は子宮を全て摘出してしまうので妊娠を望まない女性に適応があります。

子宮筋腫は再発率も高いので、子宮全摘術を行えばその心配はありません。事前にどの治療法が1番自分に向いているか、よく医師と相談しましょう。


内視鏡手術

10cm以下の子宮筋腫に適応があります。腹部に3か所小さい穴を開けて、内視鏡と呼ばれるカメラでお腹の内部を見ながら筋腫を同定し切除します。漿膜下筋腫と筋層内筋腫に向いている手術です。

筋腫が大きい場合は小さい穴から出ないこともあるため、小さく切り刻み摘出します。子宮全摘術の場合は、出血の原因となる血管を結紮してから摘出します。傷が小さいため、開腹手術よりも早く退院できます。


子宮鏡手術

膣から子宮鏡というカメラを挿入し、子宮の中を直接観察して行われる手術です。この手術は、50%以上子宮内に突出している粘膜下筋腫に向いています。お腹に傷をつけないため、早期に退院できる長所があります。


子宮動脈塞栓術

太ももの付け根からを血管カテーテルを挿入し、塞栓物質で子宮を栄養する血管を塞栓し筋腫を縮小させます。1年後には約3分の1に減少します。

腹部に傷をつけないのが長所ですが、10~15%の患者さんで症状が改善せず別の治療法が必要となることがあります。また、子宮は温存できないため妊娠希望のない患者さんに適応があります。健康保険の適応外で、自費扱いのため費用は約40~50万円です。


子宮筋腫のそれぞれの手術と入院期間の違い

子宮筋腫は、手術の種類で入院期間が異なります。主に傷の大きさや切除した部分の大きさに依存しています。つまり、傷が大きく、切除が子宮全部に及べば入院期間は長くなります。

子宮全摘出の開腹手術のは10~14日間、筋腫核出術の開腹手術は7~10日間、腹腔鏡手術の場合は1週間程度です。

子宮鏡の場合は、腹部にメスを入れないため3日間で退院できます。子宮動脈塞栓術は3~4日です。病院によって、また術後の経過によって多少違いはありますので事前に確認してください。

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まとめ

子宮筋腫は手術によって入院期間が違う
子宮筋腫の手術をする意義
子宮筋腫手術の対象は
子宮筋腫の手術の種類
内視鏡手術
子宮鏡手術
子宮動脈塞栓術
子宮筋腫のそれぞれの手術と入院期間の違い

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