基礎体温を測っていると自分の体のことはもちろん、心や肌の調子が分かります。女性は月経の周期と関係して、体や心、肌の調子も変化します。 基礎体温 を測り、月経の周期の特徴を知っておくとスケジュール管理にも役立ちます。
基礎体温を測り、自分の体と向き合いましょう
基礎体温の測り方
基礎体温を測るには、婦人体温計を使い、舌下で測ります。朝目覚めて体を動かさないうちに、基礎体温計を舌下にはさみ測ります。体温は、運動や食事などでも変化しますので、何もしていない状態の体温を測ることが大切です。
正しく基礎体温を測るために、寝る前に枕元に体温計を置いて寝ます。できるだけ毎朝、同じ時間に測るようにして記録をします。この時、体調や気分も記録しておきます。同じ時間に測れない時は、測った時間を記録しておきます。測った体温をグラフにします。
基礎体温で分かること
基礎体温をグラフにすると、低温相と高温相に分かれていることに気付きます。低温相と高温相の分かれ目の前後に排卵の時期があります。健康であれば毎月、低温相、排卵相、高温相があらわれます。
基礎体温が高温相から低温相になると月経が始まります。この時期を月経期といいます。月経期は、出血により体に負担がかかり月経痛や貧血を起こすこともあり、体はだるく、心は憂うつな気分になります。無理をせずに過ごすことが大切です。
月経が終わり排卵までの時期を卵胞期といいます。この時期は元気があり、心も安定した状態になるので前向きになれる時期でもあります。
月経期から14日目あたりに排卵期があります。排卵前後は妊娠しやすい時期です。排卵痛を感じる人もいます。
排卵から高温相に入る時を排卵期~黄体期といいます。排卵後は、体と心がおだやかになります。
次の月経が来る前の時期を黄体期といいます。月経前のこの時期は体と心、肌も状態が不安定になります。イライラしたり、むくんだり、吹き出物ができたりとPMS(月経前症候群)の不快な症状があらわれます。
1ヶ月の中で調子の良い卵胞期には、元気で過ごせるので仕事がはかどる時期です。また、旅行の予定を入れると活動的に動くことができます。
黄体期には、できるだけ予定を入れないで、ゆっくり過ごすことが大切です。月経が始まった日を1日目として次の月経の前日までを1周期とします。個人差がありますが1周期は28日です。
基礎体温で自己管理をしましょう
基礎体温を測ることで、自分の体を向き合うことができます。基礎体温のグラフを見てダイエットを効果的にできるようになります。
月経期は、体に負担がかかるので、ダイエットを控えめにします。
卵胞期は、代謝機能が高まることにより、この時期がダイエットには最適です。食事や運動でのダイエットに効果があります。
黄体期は水分が溜まることで、体重が思うように減らない時期です。ダイエットで体重を減らすよりも現状維持に努めるようにします。
肌の調子も月経周期に合わせて変わってきます。月経周期で肌がどのような状態になるのかを知り、お手入れに活かすことができます。
月経期の肌は、水分が低下して肌荒れをおこし、化粧のりが悪くなります。この時期には水分と脂分を補給して、血行と代謝を良くします。また、頭皮が敏感なため、パーマをかけるのは良くありません。
卵胞期は、血行が改善されて顔色も良く、水分と脂分もバランスが良い時期です。化粧品がよくなじむため、美容への効果が期待できます。
黄体期の肌は、皮脂分泌が多くべたつくので、吹き出物が出やすい時期です。黄体期に入ったらニキビ予防をしたり、顔のむくみ対策が大切です。
このように、基礎体温を測ることで、自分の体の状態が分かり、効果のあることや対策が必要なことが分かります。
まとめ
基礎体温を測り、自分の体と向き合いましょう
基礎体温の測り方
基礎体温でわかること
基礎体温で自己管理をしましょう